アヲハタ、ジャム製造の残りかすを家畜飼料に再利用
アヲハタは、ジャムやマーマレードを製造する過程で出る食品残さの一部を養豚飼料に活用する取り組みを始めた。広島県内のジャム工場から出た果物の廃棄物を愛媛県の農場に提供する。年間で発生する食品残さの約25%を有効利用できると見込む。
製造終了時に配管に残った果肉や、色が悪く製品にできない規格外の果物などの食品残さは、製造量あたり約1.5%出るという。広島県忠海中町のジャム工場で出た食品残さをドラム缶に入れ、愛媛県上島町の松浦農場に提供する。同農場が残さをリサイクルした家畜飼料「エコフィード」として活用する。
アヲハタは2028年までに商品廃棄・動植物性残さを15年比で70%削減する目標を掲げている。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。
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