丸紅、米車両管理サービスに900億円出資
丸紅は27日、車両管理サービスの米ホイールズに出資すると発表した。米大手ディーラーグループのリシアモーターズと設立した共同出資会社を通じて、発行済み株式の27.2%を取得する。丸紅の出資分は5億7200万ドル(約917億円)で、7月中の出資完了を予定する。米国は自動車販売台数の増加に伴って管理需要が伸びている。
ホイールズは1939年の設立で、米国を中心に約100万台の車両を管理している。建設業や消費財、ヘルスケアなどの顧客企業に対して、貨物車や営業車の購入や修理の代行、リースなどの車両管理サービス全般を提供している。
リシア社との共同出資会社の出資比率は丸紅子会社が73.5%、リシア社が26.5%になる。資本金は7億7800万ドル(約1249億円)となる。主に今回の出資の資金に充てる。
丸紅は北米での自動車関連事業を成長分野と位置づけている。これまでに米国で冷凍・冷蔵トレーラーリース・レンタル事業会社を手掛けるほか、北米で商用車のレンタル事業を展開している。
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