メタバースにウルトラマン 円谷プロ、海外消費者に照準
円谷フィールズホールディングス傘下の円谷プロダクション(東京・渋谷)とデジタル事業を手がけるメタフィールド(同)は、メタバース(仮想空間)で「ウルトラマンシリーズ」の知的財産(IP)を活用すると発表した。ゲームプラットフォームの「Roblox(ロブロックス)」で、ウルトラマンのキャラクターを使ったゲームなどを企画・開発する。少子化で国内の成長が見込みにくい中、海外の消費者との接点を増やす。
第1弾は2024年内に公開する。北米ではウルトラマン関連の作品が多数公開され、東アジアや東南アジアにおいても人気が高まっている。若年層の支持を集めるロブロックスにキャラを登場させ、海外での認知度を高める。
ロブロックスは米国発のゲームプラットフォームで、平均日間ユーザー数(DAU)は7700万人。利用者の大多数が10代以下の若年層で、多種多様なゲームを楽しんでいる。アバター(分身)によるバーチャル空間内での交流も活発だ。
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