野村総研、米国でかかった成長痛 市場が迫る決断の時
記者の目 高槻芳
野村総合研究所が米国で成長痛に直面している。市場を開拓しようと踏み込んだM&A(合併・買収)で思ったような利益を稼げていない。国内の成功モデルを米国に移植できていないためだ。国内事業がけん引し2025年3月期に4年連続で最高益を見込む野村総研が、日本の優良企業にとどまるかグローバル企業に脱皮するか、剣が峰に差し掛かっている。
「米国は本当に必要なのか」「撤退すべきでは」「今の保有企業を売
記者が独自の視点で企業を分析。企業ニュースの背景や株価変動の要因、プロの投資家が注目するポイントなどをわかりやすく紹介します。