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菊水丸店主 珍宝堂

河内家菊水丸 多くの人に支えられた河内音頭 さあ今年も出陣

[ 2024年6月5日 11:00 ]

河内家宇宙丸と染め抜いた衣装を身につけた秋山豊寛さん(左)と筆者
Photo By スポニチ

 【菊水丸店主 珍宝堂】「薫風が茶の間に吹き込んで来ると、河内野は初夏を思わせる気候だ」。これは、直木賞作家・今東光さんの小説「悪名」の書き出し。まさに、初夏ですなぁ。河内音頭の夏が近づいてまいりました。

 30日、ごひいき筋、お世話になっている方々にご参集をいただき「河内家菊水丸 ダイナミック盆踊りツアー出陣式 2024~大阪・関西万博『いのち輝く未来社会音頭』発表1年前 スペシャルパーティー」を行います。

 “夏働いて冬休む”という季節労働の河内音頭取り。シーズン到来を告げるセレモニーが必要と考えて、出陣式なる行事を始めたのは90年(平2)。コロナ禍での空白はありましたが、30年以上も続けさせてもらってます。

 92年(平4)6月30日、吉本会館の地下に存在したディスコ「デッセ・ジェニー」での出陣の乾杯発声は、日本人初の宇宙飛行士・秋山豊寛さん。菊水丸名誉一門の河内家宇宙丸と染め抜いた衣装を身に着けてのご登場。

 09年(平21)10月26日、MBSラジオ「さてはトコトン菊水丸」を担当の10年間、住居としていたホテル阪急インターナショナルで変則的に、盆踊りツアーの打ち上げとさまざまな祝賀会を併せて行ったパーティー。元内閣官房長官・野中広務先生、西川きよし師匠、笑福亭鶴瓶兄さんとの掛け合いスリーショットは珍宝なり。

 10年(平22)6月27日、シェラトン都ホテル大阪での式典は、俳優の田中好子さんが花を添えてくださりました。そう、中学時代に熱中したスーパーアイドルのキャンディーズのスーちゃん。バックステージで「菊水丸さん、一緒に写真を撮りましょう」と言うてくれはり、ツーショットを特注の額に入れて自宅に送っていただいた半年後、突然の訃報。パーティーに駆けつけてくださった時は、闘病の最中だったのです

 多くの人たちに支えられて、今年も出陣。各地各所を巡演します。 (河内家菊水丸)

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