コラム
コラム:世界株安の教訓、次の過大評価は何か=熊野英生氏
[東京 4日] - 8月上旬から始まった世界連鎖株安は、まだ楽観してはいけない段階にある。過去、株価が下落したときには、背後に実体面での変化が隠れていて、株価はそれを先取りするかたちで反応していることが多かった。記事の全文
コラム:中国減速長期化も、世界経済下押しで日欧に緩和圧力
[東京 4日 ロイター] - 世界経済の「激震」につながりかねない中国経済の減速と調整は、長期化する可能性が高まっている。元切り下げの「劇薬」ショックが市場の混乱につながり、輸出主導の景気急回復が見込めないためだ。
コラム:原油安の恩恵、アジアの消費者は十分に享受できず
[ローンセストン(豪州) 2日 ロイター] - 石油価格の下落は、景気に大きな刺激を与えるというのが一般的な考えだろう。だが、多くのアジア諸国はその恩恵を逃しているようだ。
コラム:中国は「為替の安定」を放棄するか=唐鎌大輔氏
[東京 3日] - 中国の外貨準備減少が話題となっているが、その解釈に関しては様々である。具体的には2014年6月時点の約4兆ドルをピークとして徐々に減少傾向にあったが、今年に入ってからは一段加速しており、7月時点では3.65兆ドルまで減少している。
コラム:日中、政治的対立をよそに深まる経済的依存関係
[シンガポール 3日 ロイター BREAKINGVIEWS] - アジアの2大経済大国である日本と中国の間で再び敵対心が強まっている。だが経済上のロジックは両国の関係を逆の方向に向かわせる。すなわち日本の経済的な成功はますます中国に左右され、逆もまた同様だ。
コラム:欧州が難民を受け入れるべき理由
[2日 ロイター] - この夏、小さな船やボートに乗って地中海を渡った難民や移民は25万人に上った。密航業者に手引きされ、壊れかけの漁船に乗せられた難民らは、地中海を北に進むよう指示され、国際航路に入ったところで助けを求める。
コラム:通貨危機再来説が見落とすアジアの進化=政井貴子氏
[東京 3日] - 中国を中心に足元で起こっていることは、1990年代のメキシコ危機やアジア危機の発端とほぼ同じ構図である。端的に言えば、バランスシート上の「通貨のミスマッチ」だ。
コラム:中国発の市場混乱は「長期停滞論」の追い風か
[シンガポール 2日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ここ2週間の世界金融市場の動乱は、経済の「長期停滞論」を唱える論者にとっては追い風と言えそうだ。「長期停滞」仮説は1930年代末に経済学者のアルビン・ハンセン氏が提唱したのが始まりで、ラリー・サマーズ元米財務長官が2年前に形を変えて復活させた。
コラム:中国株安への「強権発動」で高まる投資リスク
[1日 ロイター] - 中国の株式市場のモラルが向上するまでは、さまざまな人物の逮捕劇や「自白」が続いていくと思われる。中国で捜査当局が株安に絡んで実施している取り締まりは、株価操縦のほかに、情報を抑え込むことと当局にとって脅威に映る人物を恫喝するのが狙いだが、海外の投資家もおびえさせるはずだ。
コラム:世界経済下振れ回避の条件=武田洋子氏
[東京 2日] - 米国主導で世界経済の緩やかな回復が続くとのメインシナリオに対し、注意すべき下振れリスクとして、かねてより3点を指摘してきた。中国経済の失速、金融市場の不安定化、そして主要先進国の消費回復が期待外れとなるリスクだ。
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