20代は彼の車の助手席がステイタスだった。
けれど、キャリアと自信を身につけたアラフォーともなれば、自分で車を駆り、
好きな時に好きな場所へと赴きたい。そんな私たちに最適な車とは!?
「車の中は、私にとって自分ひとりになれる唯一の空間。仕事を終えて家に帰る際に、クールダウンし、気持ちをオンからオフへと切り替えるのに最適な場所なんです」
まさにキャリアを極めたアラフォーならではの発言をしてくれたのは、自身で会社を営む佐藤真理子さん。彼女にとって車は単なる移動手段ではなく、リラックスするための場所であり、時にはテンションを上げるための場にもなる。
「むしゃくしゃした時は長距離ドライブに出ます。無心で車を走らせているうちに負の感情がスーッと消えていくから」
うん、わかるわかる! 窓を閉め切った車の中なら、音楽に合わせて大声で歌っても、人様にはお聞かせできないようなことを口に出しても大丈夫だから。
そんな読者が少なくないせいか(!?)、自動車保持率は62%。家族共有ではなく、自分専用車があるという人が366人も! 現在所有しているのは国産車が圧倒的だけれど、今後狙っているのは外車という人が目立つ。特に人気なのはメルセデス、BMW、アウディといったドイツのメーカー。性能面での安心感に加え、独自のスタイルを展開している点が「自分らしさを表現できる」と支持されているよう。
「愛車は2台で、クーペタイプのメルセデスCLK200AMGは主にレジャーに、セダンタイプのアウディA5スポーツバックは仕事に使っています。アウディにはクライアントをお乗せすることもありますが、好感度が高いですね。スタイリッシュなのに嫌味がなくて、女性が運転するのにぴったりだと思います。2台所有しているのは贅沢かもしれませんが、車は自分へのごほうび。憧れの車を手に入れることを目標にがんばれるし、それに乗ることでテンションが上がり、やる気もわいてくるんです」
佐藤真理子さん
(自営業・43歳)
18歳で免許取得以来、自分で購入&運転という大の車好き。アウディは28歳から乗りはじめ、今ので5台目
なぐさめ、励まし、上手に気分転換もさせてくれる。車は“彼”以上の存在かも!?
marisol本誌2010年7月号より