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(平成12年9月1日(金)) |
【冒頭大臣発言】 今日は、「防災の日」ということで、早く出かけました。ハイライトは、扇さんがかねてユニフォームがいかんと言っていらした。今日は、ご自分の話では、自分がデザインをして芦田淳に作らせた新しいものを着て登場なされました。何をお着になっても似合う方です。 それから、公共工事コスト縮減対策関係閣僚会議というのがあって、3年間コストを削減するというかねての申し合わせについて、今年もまたそれをやるということと、過去の報告です。 |
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【質疑応答】 |
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問) | まず、昨日締め切られました概算要求ですけれども、一般会計の総額ですと今年度予算よりもやや減少しており、あと、IT関連目白押しというようなことですが、大臣、まず出揃いぐあいをご覧になってのご感想はいかがでしょうか。 |
答) | わからないから、主計局長に1〜2週間でちょっとざっと見てどんな感じのことか教えてくれって、一昨日頼んでおきました。 |
問) | では、まだ詳細はご覧になっていないということですか。 |
答) | ええ、ちょっとわかりませんもんね。専門家が見てくれて大体の感想を言ってくれないと、 わからないと思うんで。 |
問) | 今日から査定作業が本格化すると思うんですが、来年度予算は青天井の要求ですとか、あるいは留保枠とかあって、査定もいろいろ大変だと思うんですが、査定に臨む基本方針みたいなものがありましたら。 |
答) | 第一にですね、私はかねて申し上げているとおり、4−6のQEが出て、それを見て補正のことを考えたいと。今あなたがお聞きになったのは本予算ですが、当面の問題として。このことが1つですね。 第二に、したがって概算要求の中身も見ないで、補正がどのぐらいの規模になるなんていうことは言えるはずがない。 第三に、補正という議論をするときに、財源は幾らでも国債を出せばいいんだという考え方は、そろそろ再考をしてもらわなければならない。一文もとは言いませんが、財源をどうするんだという議論は、いわゆる不況対策を金に糸目をつけずやるという時代はもう過ぎつつある、ということを申しておきたいと思うんですね。 ですから、概算要求は、そういう観点からも、いわば新生経済対策の4つとよく言いますが、そういうものについて補正として積み上げるものがどういうふうになるかということを、差し詰め知りたい。そこらあたりを主計局長にちょっと見てくれないかと言っているというのが、今の問題ですね。 その他、本予算そのものは、これから長い長い作業になりますから、時間をかけてと思っている。 |
問) | 今回の姿なんですけれども、武藤次官は昨日の記者会見で「いわゆる積極型ではない」というような評価をされたんですが、それについて、大臣、いかがでしょうか。 |
答) | 概算要求ですか。 |
問) | ええ、概算要求です。 |
答) | ええ、そうだと思いますね。また、基本的に国債発行額も落とそうと思っているし、各省庁とも、我が国の不況脱出があるところまで来たということは、みんな当然認識を持っているようですから、したがって、内容も従来のようなカラーとは違うようですね。それは常識的にそうだろうと思うんですけれども、ただ、それを、どういう形で本予算に仕組んでいくかということは、議論していくといろいろ問題が出てくるだろうとは思っています。 |
問) | 積極型でないとすれば、あえて言うと何型というような表現をするといいでしょうか。 |
答) | そのうち皆さんが何か書いてくれるだろうと思って…。いいのがあったら使わせていただきますから。いい命名をお願いします。 |
問) | あと、先ほども出ました亀井正調会長さんの10兆円補正の話が、どうも与党内で評判が余りよろしくないようなんですが、中身の議論を抜きにして、額の論議だけが先走りしているという現状については、いかがでしょうか。 |
答) | それは先ほど申し上げたとおりですけれども、亀井さんは亀井さんで、この段階で、お祭りが始まる前に一発花火を上げておこうと、こういうことでしょう。ですから、それは政調会長としてのいろいろ先を考えての慮りだろうなと思って、あんまりそういう意味でまっすぐにお答えしようとは思っていないんですけれども、先ほど3つのことが私としては考えていることですね。 |
問) | 従来型の大きい補正はもう必要ないとおっしゃってきた大臣のご発言からすると、10兆という額は大きいのかなという気もするんですが…。 |
答) | 思いもよらないです。しかし、花火の規模としちゃ、大きい、いい規模かもしれないが、でも、現実にはこれから地道にやっていかなきゃしようがないですね。 |
(以上) |